保土ケ谷教会からのメッセージ

恵みに満ちた方

8 月 15 日の聖母被昇天の祝日は全世界でお祝いをします。
日頃マリア様を大切にしている皆さんは、神の母聖マリアにどのような思いを抱いていますでしょうか。

聖母被昇天とはマリアの特権ではなく、第一人者、さきがけとしてキリスト者全体の繋がりを意味しており、無原罪ということ、それは罪が無いということよりも、恵みに満たされた方であるとの意味合いが込められていること、罪とは神から離れている状態のことであり、その逆であるマリアは恵みに満ち溢れていることを心に留めておきましょう。

カトリック教会のカテキズムでは、罪の無いキリストが生まれるためには、罪の無いマリアから生まれる必要があると説明しています(492 番)。また、聖イレネオは「マリアは従順によって、エバの不従順のもつれが解かれ、エバの不信仰によって縛ったものを、マリアが信仰によって解かれます。マリアとエバは対比され、生ける者の母と呼ばれ、エバによって死が、マリアによっていのちがもたらされた」と語っています。

使徒的勧告『福音の喜び』の中で教皇フランシスコは「粗末な布とあふれるほどの優しさをもって、動物の岩屋をイエスの家へと変えることができるかたです。賛美のうちに喜びに打ち震える、御父のはしためです。わたしたちの生活に葡萄酒が足りなくなることのないよう、つねに気を配る友です。心を剣で刺し貫かれたかた、あらゆる苦しみを理解されるかた」(286 番)であると、マリアをたたえています。

神学院では叙階が近づくと「マリア論」の講義を受けます。カトリックにおけるマリアの教えとしては、第二バチカン公会議教会憲章のマリアに関する第 8 章「キリストと教会の神秘の中の神の母、聖なる処女(おとめ)マリアについて」を理解することに尽きますが、マリア論の講師であった幸田司教様は、最後の講義の中で「『マリアは私たちと一番近いところで祈ってくれている。天に昇って、神と一番近いところで祈ってくれている』ということをこれからの信仰生活の中で大切にしてください。」と強調されました。いつも神への取り次ぎを願うマリアへの感謝の気持ちを忘れないでいたいものです。

恵みに満ちた方

小教区管理者 アウグスティヌス 水上健次神父

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