カトリック教会での葬儀とは

愛するご家族の死は、遺されたご家族にとって本当に悲しい別離の時です。しかし、キリスト教信者にとっては、死は滅びではありません。 「キリストに結ばれて死ぬキリスト者は、その地上の生活の終わりに、洗礼によって始まり、堅信によって強められ、天上の宴の先取りである聖体によって養われた新しいいのちを完成することになります。キリスト者の死の意味は、わたしたちの唯一の希望であるキリストの死と復活の光に照らして明らかにされます。キリスト・イエスに結ばれて死ぬキリスト者は、『主のもとに住む』(IIコリント5・8)ために旅立ちます。」(『カトリック教会のカテキズム要約』354項) 葬儀は、故人の魂の天国への旅立ちにあたって、地上に遺された私たちが故人の魂をいつくしみ深い天の父である神の御手に委ねる祈りのことです。

葬儀について

教会への連絡

ご家族の容体が思わしくなくなりましたら、主任司祭に連絡をしてください。葬儀に先立って、この世からの旅立ちにあたり、「病者の塗油」の秘跡、最期の聖体拝領である「旅路の糧(Viaticum)」、臨終の床の祈りを司祭がお捧げいたします。 病院で息を引き取られた際は、教会への連絡とともに、教会を通して紹介された葬儀社に連絡を取ってください。その際、病院には、葬儀社を決めていることをお伝えください。 死亡診断書をお受け取りになり、帰天なさったカトリック信者がご自宅等に安置されてから、遺されたご家族と主任司祭と葬儀社とで相談のうえで、お通夜の日程、葬儀ミサ・告別式の日程を決定します。

葬儀の流れ

帰天なさったカトリック信者がご自宅等に安置されてから、司祭が立ち会って、「死後の祈り」をお捧げいたします。 その後、日を改めて「納棺の祈り」をお捧げし、ご遺体をお棺にお納めします。 「通夜の祈り」を行うことをご希望の場合は、教会聖堂か、特別なご要望のある場合はご自宅等で通夜の祈りをお捧げいたします。 「通夜の祈り」の翌日、葬儀ミサ・告別式をお捧げし、斎場にて火葬します。火葬の際には、司祭が「火葬の祈り」をお捧げいたします。 御遺骨をご自宅等に安置して、お別れの時をしばしお過ごしになった後、「納骨式」の祈りをお捧げいたします。納骨の時期については主任司祭にご相談ください。

カトリック保土ヶ谷教会墓地(上大岡墓地)

宗教法人カトリック横浜司教区の所有する墓地のうち、カトリック保土ヶ谷教会が専有する墓地として、「港南区上大岡東1-25-2」にある「上大岡墓地」があります。こちらの墓地の区画を使用することをご希望なさる方は、「カトリック保土ヶ谷教会墓地管理委員会」にお申し出ください。 所在地:神奈川県横浜市港南区上大岡東1-25-2